あなたがもし何か悩みを抱えていて、それを誰かに打ち明けたいと思っていたら、どうするでしょうか。
もし、親しい友人や家族に相談できないなやみだったらあなたはきっと専門カウンセラーに相談するかもしれません。
ニューヨークの地下鉄のホームには、そんな悩みを持った人達のために、とある小さな専門カウンセラーがカウセリングを行っているそうです。
彼の名前はシロ・オーティス君(Ciro Ortiz)11歳。
彼は毎週日曜日の朝から午後2時まで
この地下鉄のホームに現れ、$2でカウンセリングを行っているそうです。
実はシロくんのカウンセリング、
11歳の少年にしては的を得ていると評判が良く、1日に何人もの人が相談しに来ているそうです。
それにしても、11歳の少年だったら日曜日は友達と遊んだり、家族と過ごしたりしますよね。
シロくんは何故このようなことを始めたのでしょうか。
実はシロくん。
学校でイジメにあっていました。
シロくんはそんなイジメを通して自分と同じように悩んでる人が居るのではないかと思い、人が行き交う道に机を設置したのがこのカウンセリングのはじまりだそうです。
シロくんのお母さんはシロくんが相談室を開くことに心配をしていました。
しかし、初めて相談室を開いた後、シロくんは人が変わったように自信に溢れていたといいます。
そしてその後、より多くの人をカウンセリングするため、道から地下鉄へと場所を移動して現在に至ります。
シロくんの凄いところ。
自らカウンセリングコーナーを設置し、悩んでいる人へ的確なカウンセリングをしていることももちろんですが、
何よりも自分の辛い経験を相手のために活かしているところだと思いました。
辛い経験を辛いままで終わりにするのではなく、それを動力にして自分のやり方で他の人を助けているのではないでしょうか。
シロくんのお父さんはシロくんに常に人に対して優しくしなさいと教えているそうです。
シロくんはお父さんの言うことを守り、カウンセリングの売り上げを困った人や貧しい友達のために使っているそうです。
ますますこの少年の生き方に感銘を受けます。
その後もシロくんは地下鉄でカウンセリングを続けているそうです。
『 カウンセリングをしにきた大人のほとんどが、現在何かあると過去に囚われてしまう。』
彼は言います。
『変わりゆくものを私たちは受け入れていかないといけない。これからも先も変わっていくし、今も変わっていっている。人生は常に変化していくものだから。』
“We have to accept [change]. It’s going to happen — it’s always going to happen. Life is always changing.”
news.com.au "Subway riders are turning to this 11-years-old 'psychologist' for advice."
(参考文献です。もし良かったらこちらも読んでみてください!)
NY post
http://nypost.com/2016/12/11/subway-riders-are-turning-to-this-11-year-old-shrink-for-advice/